YUASAのデータ活用戦略:建材業界特有の複雑なカタログ情報を「資産」へ

導入のお知らせ 26/05/08 14:52

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会社概要

  • 社名:株式会社YUASA

  • 業種:複合専門商社

  • 創業:1666年(寛文6年)

  • 従業員数:連結 2,130名(2025年3月末現在)

  • 事業内容:産業機器、工業用機械、住設管材、空調、建築資材等の国内販売及び輸出入

  • 入サービス:monolyst カタログ解析、商品情報管理システム(PIM)

monolyst導入の背景と効果

課題

  • メーカーごとに形式が異なるカタログからの、仕様や画像の抽出・登録作業が非効率で大きな負担だった
  • 手作業によるExcel転記や画像の切り抜き加工により、掲載待ちの商品が発生
  • 基幹システムのデータクレンジングが一部追いつかず、古い価格や廃番情報が残るなど営業現場で使いにくかった

決め手

  • カタログPDFから商品スペックや画像を瞬時にデータ化できる、業界特有のカタログ解析技術
  • 個人管理になりがちな商品情報を一元管理し、チームや全社で共有・活用できる拡張性の高さ
  • 商品登録のスピード向上により、EC事業者向けの提案数を増やして売上拡大につなげられる期待感

導入効果

  • 30品目の登録作業を3時間から1時間へ短縮。大量データ扱う際は最大9割の工数削減を実現
  • 導入からわずか半年で数万SKUの新商品登録を達成し、圧倒的なスピード感でデータ構築を加速
  • 作業負荷の軽減により、これまで着手できなかったニッチなメーカーや新商品の「攻め」の提案が可能に

カタログ解析で商品登録工数を最大90%削減、数百万点規模のデータ構築を自動化で加速

1666年の創業以来、「つなぐ」力を強みに、住宅設備や建設資材、工作機械など多岐にわたる産業の中核を担ってきた株式会社YUASA。多角的な事業展開と強固なネットワークにより、日本のものづくりと住まいづくりを支えるリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。2026年4月には、360年にわたり積み上げてきた経験を誇りとしながらも、これまでの枠組みを超え、「グローバル展開を強化し、製品開発やソリューション提案などにより、お取引先さまとともに、これまで以上に大きな価値を創造していく」という、未来に対する同社の不退転の決意を込め「株式会社YUASA」へ商号を変更しています。

同社の新流通ビジネス部では、EC事業者向けの提案において必須項目である仕様や商品画像について、メーカーごとに形式が異なるカタログから抽出・登録する作業の非効率さが大きな課題となっていました。

今回は、monolyst導入の背景や決め手、そして具体的な活用方法や導入効果について、システム選定を主導された新流通ビジネス部の中山様、村上様にお話を伺いました。

導入前の課題:商品点数「数百万」の世界。アナログ作業の限界

——今このタイミングで、商品登録作業や商品マスタのDXを進めていく必要性を感じた理由などはございますか。

中山さん:当社の基幹システムには商品マスタが存在します。業界全体の共通課題でもありますが、一部情報に関してはクレンジングが追いつかず、古い価格情報のままだったり、廃番商品が残っていたりと、営業現場で使いにくい状態でした。一方で、EC事業者はじめお客様からは常に最新の、そしてより多くの商品登録を求められていました。しかし、社内のリソースは限られており、期待に応えるためにどうすべきか方策を検討しているところでした。

当時の登録作業は、メーカーの紙カタログやPDFを見ながら、1件ずつ手作業でExcelに転記し、ECサイト用のフォーマットへ入力するという、極めてアナログで工数のかかるものでした。

さらに、画像データもカタログのPDFをスクリーンショットで切り抜き、1枚ずつ背景を消す、という地道な作業を繰り返しており、掲載待ちの商品が山積みになるという「データの滞留」が起きていました

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選定の決め手:業界に特化した「カタログ解析技術」と「一元管理」の利便性

——システム検討の際、どのような軸で選定を進められたのでしょうか。

中山さん:カタログとは別でメーカー様から商品画像を個別に提供いただくには時間を要する場合があることから、画像の切り抜きができるかどうかは必須の要件でした。

——monolystを採用いただいた決め手はなんでしたか。

中山さん:現状は商品情報が個人の管理になりがちです。あるチームのAさんが作ったものがチーム内でうまく共有できておらず、Bさんが別途データを作成したり、社外に問い合わせたりすることも発生していたと思います。

そうした観点から、商品マスタで商品情報を一元管理し、全社共有できる拡張性があるシステムであることは決め手の一つでした。

また、新商品登録のスピードが上がることでEC事業者向けの提案数を増やし、結果として売上向上につながるイメージが持てたことで導入決定に至りました。

導入後の効果:登録工数を1/3以下に。攻めの営業を実現

——monolyst導入後の具体的な効果について教えてください。

中山さん:本日も取材前にmonolystで登録業務を行なっていました。以前は3時間以上かかっていた30品目の商品登録と提案用データの作成が、今では1時間足らずで完了しました。工数に換算すると1/3以下です。登録件数が増えても作業時間はそれほど変わらないため、大量の商品情報を扱う際には、さらに8割〜9割の工数削減につながっていると実感しています。結果として、半年で新商品を数万SKU登録することができました。

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村上さん:これまでは工数がネックで手が出せなかったニッチなメーカー様や新商品の登録も前向きに取り組めるようになり、営業としての『攻め』の幅が広がりました。

特に重宝している機能として、次の3点が挙げられます。

カタログ解析:PDFから商品スペックと画像を瞬時にデータ化

画像加工:カタログ画像からワンクリックで背景を白く加工

Excelによる商品情報更新:monolyst上のデータをExcelでダウンロードし、微調整して再度アップロードし更新

画像アイコンとして表示されているさまざまな商品情報もお客様の商品選定には必要な情報が含まれることも多く、そうした画像からもデータを抽出し整理できる点はありがたいです。

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今後の展望:商品データを経営の「心臓部」へ

——今後の展望についてお聞かせください。

中山さん:今後は、monolystの活用範囲をさらに広げ、社内だけでなく仕入先との連携も強化していきたいと考えています。

monolystではユーザー間でデータ共有できる機能があると伺っています。メーカー様にもmonolystを活用いただき、最新の情報を直接monolyst経由で共有いただけるような仕組みを構築したいですね。そうすることで、卸も販売店も、より正確でスピーディーな商売ができるようになります。アナログな建材業界だからこそ、monolystのようなツールが共通言語になることで、業界全体のDXを牽引できると信じています。

村上さん:商品マスタ管理に悩んでいる販売店様や卸売業者様は多いはずです。monolystを導入することで、事務作業の負担を減らし、本来注力すべきお客様への提案に時間を使えるようになります。画像の有無だけでECサイトの売上は大きく変わります。monolystは、そうした『売るための仕組み作り』に欠かせないツールだと確信しています。

 


 

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