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「機械工具上場商社」のEC化動向と分析

作成者: Yosuke Iseki|25/09/26 1:33

近年、機械工具上場商社ではDX(デジタルトランスフォーメーション)が急務となっており、
9社ある専門商社のうちのほとんどが自社EC・Web受発注システムの導入を進めている状況です。

なぜ、多くの企業でDXが進んでいるのでしょうか。
それは、業界に潜む最大の壁である煩雑すぎる「商品情報管理」への対応のためです。

機械工具上場商社のEC化動向

では、各専門商社は実際にどんなシステムを活用しているのでしょうか。
ECサイトシステムの種類は大きく3つに分かれています。

① オープン型
オープン型は誰でも会員登録すると利用できるサイトです。購入者が簡単に、商品の閲覧、価格確認、購入などをすることができるECサイトを作成でき、新規顧客獲得に強いという特徴があります。

② クローズド型
クローズド型は、ユーザーが口座開設後、ID、Passwordが付与されログインできるサイトです。既に取引口座のあるような、限定した顧客限定でサイトを閲覧できます。
ログインをしないと商品情報や価格が見られないため、既存顧客の利便性向上・業務効率化に特化しております。

③ 半クローズド型
半クローズド型は、商品まではどのユーザーでも閲覧可能です。しかし、その後の購入や取引情報(価格・在庫)の確認に関しては、口座を開設しているような、特定のユーザーしか辿り着くことができないようなサイトを示しています。
新規顧客ユーザーへの認知を広げつつ、既存顧客との接点を密にしたい場合におすすめです。


実際に、各企業がどういった種類のサイトを運用しているのか、調査をしてまとめてみました。

社名 サイト名 サイトURL サイト種類
ユアサ商事 Growing Navi(グローイングナビ) https://www.growingnavi.com/ 半クローズド型
山善 teraido(テライド) https://www.teraido.jp/ 半クローズド型
トラスコ中山 トラスコ オレンジブック.Com クロス https://www.trusco.co.jp/lp/orangebook_com_cross/ クローズド型
フルサト·マルカ ホールディングス EGnet(イージーネット)*グループ会社のジーネットのサイト https://e-gnet.com/EGnet/CM00101Action.action クローズド型
日伝 MEKASYS(メカシス) https://www.mekasys.jp/ 半クローズド型
杉本商事 SUGIMO(スギモ) https://catalog.sugi-net.co.jp/ 半クローズド型
NaITO NICE-NET https://www.nice-net.jp/NICE-NET/#/login クローズド型
鳥羽洋行 不明    
Cominix Cominix Online https://www.cominix.com/shop/default.aspx クローズド型

この表を見ると、ECサイトの活用がかなり進んでいること、そしてクローズドや半クローズド型での運用が進んでいることがわかります。

ECサイトを活用することで、何万点もある商品の検索や在庫確認などの利便性が格段に向上します。
また、毎日何十〜何百枚と発生する「時間のかかるFAXによる受発注」の脱却も可能です。

機械工具は、特に取り扱う商品や情報が多いです。
そのため、目検ではミスも発生しやすいといえます。

各社は、こうした情報管理やサイトの運用をDXすることで、少しでもミスや時間的コストを削減する工夫をしているのです。

 

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