社名:イシグロ株式会社
業種:総合配管機材商社
創業:1939年(昭和14年)
従業員数:1,068名(グループ会社:1,541名)
事業内容:各種バルブ及び総合配管機材の販売
導入サービス:monolyst カタログ解析、商品情報管理システム(PIM)
課題
決め手
導入効果
1939年の創業以来、配管機材のスペシャリストとして歩み続けてきたイシグロ株式会社。ゼネコン、サブコン、商社といった多岐にわたる業界へ強固なネットワークを持ち、リーディングカンパニーとしての地位を確立しています。暮らしと産業の架け橋になるという信念のもと、お客様が真っ先に頼りたくなる「ファーストコールカンパニー」へのさらなる飛躍を目指し、日々進化を続けています。
同社では、既存顧客向けのBtoB ECサイト「イシグロ webstation」と、新規取引先向け「管材プロ.com」の2つのECサイトを運営しています。その中で、スペックや画像など商品情報の登録における非効率さが課題となっていました。
今回は、monolyst導入の背景や決め手、そして利用方法や導入効果について、システム選定を担当されたDX推進本部 Web販売部部長の小松様と、同部で実務を担当されている甲野様、秋山様にお話を伺いました。
——2019年に「イシグロ webstation」、2022年に「管材プロ.com」を立ち上げ、今このタイミングで、商品登録作業のDXを進めていく必要性を感じた理由などはございますか。
小松さん:ECサイトを立ち上げた当初、商品データベースは存在せず、情報の多くは「紙カタログ」の中にありました。
取引先の多くは商品を知っているため、品番や価格など最低限の情報を提供しFAXの代わりとして使えればいい、というところからスモールスタートしました。しかし、時代が進むにつれ、スペックや画像を持ったサイトがBtoB領域でも一般的になり、商品情報の充実が不可欠と考えるようになりました。
当初は他社のOCRツールを導入していましたが、テキストデータしか抽出できず、画像についてはカタログPDFからスクリーンショットを撮り、背景を消してサイズを調整するという地道な手作業を繰り返していました。
——既存のOCRツールから乗り換えを検討された際、どのような軸で選定を進められたのでしょうか。
小松さん:システム選定において同社が最も重視したのは、商品登録に必要なあらゆる情報を一度に取得できることでした。
テキストと画像を両方一度に落とせるツールは、他には見当たりませんでした。コスト面でも、以前のツールより機能が充実しているのに導入しやすいというメリットがありました。
さらに、monolystの柔軟な開発体制も大きな要因となりました。導入初期、配管機材特有の複雑なカタログ構成に合わせた機能改善を依頼したところ、迅速に対応がなされました。
要望を出せばどんどん改善してくれる。私たちの実務に合わせた『かゆいところに手が届く』機能が備わっていく安心感がありました。
——monolyst導入後の具体的な効果について教えてください。
秋山さん:スペック登録の工数に関して、複雑な表組みも弊社のデータベースに取り込みやすい形で抽出できるため、追加の加工時間が大幅に減り、約50%の時短に繋がっています。
甲野さん:定価改定の作業スピードについて、以前のツールではページごとにバラバラだったExcelデータを手作業で統合していましたが、monolystでは複数ページを一つのシートにまとめて出力できるといった便利な機能が積み重なり、工数が80%削減されました。
画像加工に関しては、これから取り組む仕入先のカタログにて利用予定です。背景白塗り、画質向上、画像分割などの機能により、画像処理にかかっていた負担を解消できると期待しています。
小松さん:登録する商品数について、年を追うごとに高い目標を掲げています。と同時に、昨今のインフレや原材料の供給制約などに伴って頻繁にメーカーの価格改定が行われ、社内のデータベース更新業務は増えています。
そうした状況の中で、産休などでメンバーが減った時期もありましたが、商品登録・更新の作業効率が上がっていたため、チームに求められるアウトプットを維持できました。
——今後の展望についてお聞かせください。
小松さん:商社にとって商品データと物流は二大巨頭。ECサイトだけでなく、営業活動や経営分析にも活用できる、精度の高いデータベースを構築することが目標です。monolystには、その『正しいデータ』を作り上げるためのエンジンとして、さらなる進化を期待しています。
メーカーが商品データを完璧に整理できている業界は、実は少ないのではないでしょうか。カタログからデータを自前で、かつスピーディーに作り上げなければならない環境にある企業にとって、monolystは間違いなく強力な武器になります。一歩踏み出して新しいツールを活用することで、これまで見えていなかった効率化の道が開けるはずです